港町リスボンとシントラ

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ラゴスの次に向かったのは、ポルトガルの首都リスボン。かつて15世紀には、世界貿易の中心都市となり、幾多の冒険家たちが夢を抱いて新大陸を目指し旅立っていった出発の町でもある。そんな大航海時代の面影を残す港町リスボンを訪れた。(*写真はリスボンの町並み)
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リスボンまでは、ラゴスからバスで所要4時間、料金は20€だった。
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リスボンでは「Passport Lisbon Hostel」というホステルに宿泊。8人部屋ドミトリー(Wi-Fi、朝食付き)で一泊10€。部屋もリビングルームもきれいで快適。朝食も食べ放題でGood!
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早速、リスボンの町を散策。写真はフィゲイラ広場。
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町中を走るリスボン名物の路面電車。
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一両編成の路面電車は、おもちゃみたいで可愛いらしい。
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長い坂道をのぼって、丘の上にある「サン・ジョルジェ城」へ行ってみる。
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城の入口では、セネガル人の商人に無理矢理ブレスレットを巻き付けられた。要らないというと、日本人は好きだからタダでくれるという。オブリガード、と言って立ち去ろうとすると、ジュースが飲みたいから2ユーロくれとせびられた。なんなんだよ一体…
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城の上からはリスボンの町並みを一望することができる。
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オレンジ色の屋根がいっぱいのリスボンの町並み。
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穏やかな雰囲気が漂うテージョ川の風景。川なのに海のようにでかい。
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城塞にはためくポルトガル国旗。中央に描かれているのは、大航海時代の航海用具、天測儀。
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土産屋さんで見かけたニワトリ。ポルトガルのシンボルらしい。
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テージョ川の堤防。冒険者たちはここから川を辿り、大海原へと旅立っていったのだろうか。
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リスボン2日目は、郊外にある世界遺産の町シントラに足を伸ばしてみる。シントラまでは、リスボンのロシオ駅から列車で所要40分ほど。料金は往復で4.6€。
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シントラの駅に到着後、1時間ほど山道を歩いて世界遺産の「ペーナ宮殿」へ。写真は途中に見えた「ムーアの城跡」。
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ペーナ宮殿は、1836年にポルトガル女王マリア2世の王配フェルナンド2世により建てられた宮殿。イスラム、ゴシック、ルネサンス、マヌエル様式などさまざまな建築様式が混在した独特な外観となっている。表現が悪いかもしれないが、初めてペーナ宮殿を見たとき、廃墟となった田舎のラブホみたいだなと思った。
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ちなみにこの宮殿の建設を命じたフェルナンド2世は、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城(シンデレラ城)の建設を命じたルートヴィヒ2世といとこ同士らしい。奇抜な建物が好きな血筋のようね。
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城門の上に立ち塞がるのは、海の神トリトン。ラスボスみたいだ。
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宮殿内の庭園にもおぞましいモンスターがたくさんいた。
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こんなのとか
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こんなのとかね。
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宮殿から見えたシントラの風景。あの向こうにはユーラシア大陸最西端のロカ岬がある。ここからバスで行こうと思えば行けたのだが、数日前に「果ての岬」を見たばっかり。あえてまた果てを見に行く必要もないと思い、おとなしくリスボンへ帰ることにした。
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晩飯はアジの塩焼き。リスボンは魚料理が抜群にうまいやね。値段も思ったほど高くなくて、この定食で500円くらい。ワインもサイゼリヤ並みに安い。
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リスボンに滞在した2日間は、あいにくの悪天候続きではあったが、町を走る路面電車や、やたらと多い坂道、汽笛を鳴らしながらテージョ川を行き交う汽船など、風情ある町の風景はとても印象深く心に残った。今度リスボンに来るときがあれば、夏の青い空の元に訪れてみたいね。

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