パムッカレの夕日

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トルコ有数の温泉保養地で、世界自然遺産にも登録されている「パムッカレ」。白い雪山のように見える石灰棚には、温泉水がたまった池がいくつもあり、自然につくられたとは思えないほどの景観を残している。そんな温泉地パムッカレで一日を過ごした。(*写真はパムッカレに映える夕日)
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パムッカレ(デニズリ)まではカッパドキアからバスで所要10時間。デニズリに到着後、セルビスに乗り換えてパムッカレへと向かう。料金は50TL(約2,160円)。到着後すぐ、日本食レストランで有名な「ラム子の食堂」へ。
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ラム子さんは日本人。トルコ人の旦那さんと結婚し、この食堂を開いてもう10年になるという。
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お腹が減っていたので、朝食に永谷園のお茶漬け(5TL)をいただく。久々に食べる懐かしい味だ。ちなみにメニューの値段がいくら高くても「高っけぇ!」という言葉はラム子さんの前では言ってはいけない。と、情報ノートに書いてあった。気を付けましょう。
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朝食を終え、ラム子の食堂から徒歩1分の「Artemis Yoruk Hotel」にチェックイン。
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お昼過ぎ、パムッカレへ行ってみる。入口までは宿から歩いて3分で到着。まるで雪山のような石灰の丘が見える。
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パムッカレは土足厳禁のため、裸足で歩いて丘の頂上を目指す。
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「パムッカレ」はトルコ語で「綿の城」という意味。この地域は、かつて綿花の一大生産地たったことに由来しているそうな。
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雪が積もってるみたいで涼しそうだが、この日の気温は35℃近く。汗が出るほどクソ暑い。
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所々にある水色の水たまりは温泉。といってもこのあたりは生ぬるい。
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この日は日曜だったため、パムッカレは大勢のトルコ人カップルや家族たちで賑わっていた。
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温泉水が流れる水路に浸かる観光客。気持ち良さそう。
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全景を見渡すとスキー場のようにしか見えん…
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こんな天空のような場所で温泉に浸かれたら最高だろうけど、ここは危ないので入浴禁止。
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白と水色のコントラストが美しいパムッカレの石灰棚。
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遊びに来ていた(主に女性の水着姿を観察しに来ていた)トルコ人の少年たち。
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石灰棚の丘を登りきると、ヒエラポリスに辿り着く。地図で見る限りめちゃくちゃ広そう。
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ヒエラポリスは、紀元前2世紀に始まり14世紀まて栄えた都市。1354年に起きた大地震によって崩壊してしまったが、それまではローマ帝国の温泉保養地として栄えた場所である。
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ヒエラポリスの一番の見どころである円形劇場。紀元前2世紀に造られたローマ劇場で、1万5000人も収容できるという。
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円形劇場の下にあるアポロ神殿跡。
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ヒエラポリスの丘から眺めたパムッカレ。そろそろ夕暮れも近づいてきたことだし、パムッカレへ戻ることに。
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夕日色に染まる石灰棚。
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そしてパムッカレに夕日が沈んでゆく。
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温泉でじゃれ合う野良犬たち。
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ここでもまた結婚式の撮影中だったトルコ人カップルに出会う。お幸せに。
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という感じで一日は終了。正直、パムッカレはそこまで感動するほどではなかった。というのはこの旅中、中国にある「黄龍」で似たような石灰棚を散々見てきたからだと思う。しかし、黄龍とはまた違った趣があり、パムッカレに映える夕日は最高に美しく見えた。
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最後に宿情報。パムッカレで泊まった「Artemis Yoruk Hotel」は、6人部屋ドミトリー(Wi-Fi有り、朝食付)が一泊20TL(約870円)。パムッカレまで徒歩3分。付近にはバス会社と日本食レストランが数店舗あるので、立地的にはかなり良いと思う。ちなみに近くにもう一軒、コリアン御用達の安宿(名前は忘れた)がありますが、そこは15TL(約650円)と格安でした。

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