中世の島 ロードス

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ロードス島といえば、20年ほど昔に読んだファンタジー小説「ロードス島戦記」を思い出す。ただ島の名前が同じなだけで、実在するロードス島の歴史とかと全く関係のない、いわゆるドラクエのような物語なんだけど、その頃からロードス島にはいつか行ってみたいという妙な憧れがあった。そんな憧れの島、ロードスを訪れた。(*写真はグランドマスターの宮殿)
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ロードス島へは、カステロリゾ島から週3便出ている「Blue Star Ferries」というフェリーで向かう。料金 は21.5€(約2,150円)。思ったよりでかい船だった。
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船内はこんな感じ。レストランやラウンジもあり、広々としていて快適。
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15時半に出発した船は、約3時間半でロードス島に到着。
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とりあえず宿を探しに城壁に囲まれた旧市街へ歩いて行ってみる。港から旧市街までは徒歩10分程度。
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日も暮れてしまい道に迷っていると、スクーターに乗ったおっさんに声をかけられ、一泊12ユーロの宿へ連れて行ってもらう。10ユーロに負けてくれと頼むと「Free beer!Free coffee!」と言われたので、すんなり12ユーロで承諾。
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チェックインを済ませ夜の旧市街へ。土産屋が並ぶ通りは大勢の観光客で溢れかえっていた。
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ロードス島の歴史は古く、中世都市の街並みは世界遺産に登録されている。
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お土産屋さんで見かけた中世の騎士の甲冑。
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翌朝、改めて旧市街を散歩しに出掛ける。
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ロードス島は、中世の時代に十字軍として有名な聖ヨハネ騎士団の拠点となった島で、世界遺産に登録されている街並みのほとんどがこの時代のものである。
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まず向かったのは、グランドマスターの宮殿(騎士団長の館)。ここは文字通り歴代の騎士団長が住んでいた館だという。グランドマスターなんて、まさにドラクエに出てきそうな名前だ。
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入場料6ユーロをケチって中には入らず、外観だけを見て満足する。
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宮殿の城壁の上に立っている騎士。少し動いたように見えたのは気のせい??
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続いて、グランドマスターの宮殿へとつながる「騎士団の道」へ。
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この通りにはかつて、フランス、イタリア、イギリスなどから来た騎士たちが住んでいた館が立ち並んでいる。
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各館の門の上には、日本でいうところの家紋である、エンブレムが飾られている。
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どれも中世ヨーロッパを彷佛とさせる重厚なデザインでかっこいい。
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騎士団の道にいた弾き語りの少女。
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次に向かったのは考古学博物館。この建物は元々、聖ヨハネ騎士団が建てた病院だったらしい。
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博物館には、ロードス島から掘り出された彫像や陶芸品、墓碑など、紀元前15世紀〜ローマ帝国時代までのものが展示されている。
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中庭に積まれた大砲の玉。昔は石でできていたんだね。それにしてもきれいな形の玉。
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蛇に巻かれた騎士の彫像。
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この博物館の中で最も貴重とされている「アフロディーテ像」。紀元前2世紀に作られたという割には保存状態がよくてきれいだった。
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ギリシャに入って以降、急に物価が跳ね上がったので、最近は安価なサンドイッチばかり食べて食費を浮かせていたが、たまにはちゃんと食事をしようと思い、安めのレストランを探す。
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町で見かけたアイスクリーム屋さん。遊び心ある〜
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昼飯は気になっていたギリシャの家庭料理「ムサカ」に決定。揚げナスとマッシュポテトと挽肉をホワイトソースで包み込んだ料理だ。味は、うん、グラタンだね。
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最後に宿情報。ロードス島で泊まった「Nassos Pension」は6人部屋ドミトリーが一泊12ユーロ。Wi-Fiも使えて、コーヒーとビールの無料サービス有り。
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右下に写ってるのがオーナーのおじさん。旧市街の中心まで徒歩2分という好立地で、居心地も悪くなかった。ただ、泊まった夜は、オーナーと奥さんの夫婦ゲンカがうるさくてなかなか寝付けなかった…

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